埼玉司法書士会

司法書士は、くらしに役立つ法律家です。

お知らせ

■会長就任挨拶

掲載日:2019.05.20
この度埼玉司法書士会会長に新たに就任いたしました柴由之です。令和元年5月18日に開催された第52回定時総会において、会長に選任されました。山嵜前会長の方針を基本的には引き継いで執行してまいりたいと考えております。 司法書士の起源は明治5年に定められた代書人に遡り、登記の専門家という印象が強いと思いますが、その職域は拡がってきており、平成12年から始まった成年後見制度においては、司法書士が後見人として高齢者・障がい者の財産管理、身上保護の事務にあたり、専門職後見人の中では最も多い割合を占めております。また、平成14年の司法書士法改正によって簡易裁判所における訴訟代理権が付与され、消費者問題や債務整理など少額の裁判事件についての業務も行っております。司法書士は「くらしの身近な法律家」としての役割を果たしていきたいと考えております。 近時、埼玉司法書士会が社会の要請として直面している大きな問題が2つあります。 第1に所有者不明土地問題ないし空き家問題です。前者は、登記簿上の名義人が不明となっている土地が増えてきていることが、東日本大震災後の復興計画の問題として明らかになりました。後者は、利用するあてもないまま空き家として存在している建物の増加(平成30年の調査では、全国で13.6%を占めます。)が社会問題となっております。これらは、登記名義人が死亡した後、相続登記がなされないまま長期間放置されていることと関連しております。この現実に対し、埼玉司法書士会では法務局と協力して相続登記の促進活動をしております。 第2に近時頻発している災害への対応です。災害が起こったとき司法書士が被災者に対して法律相談ができる体制を作る必要があると考え、既に埼玉県及び県下52市町村と災害協定を締結しております。 現在、埼玉司法書士会には904名(令和元年5月17日現在)の個人会員が所属しております。県内4か所に常設相談所を設置し、市民の皆様から無料で法律相談を受けるとともに、市役所等においても法律相談を実施しております。お困りごとがございましたら、是非とも御相談ください。            

埼玉司法書士会 会長 柴 由之

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